第十章 覚醒・眠り二元論

自然社会は意識の覚めた社会であるのに対して、われわれの人間社会とは眠りこけた意識の社会に他ならなかった。
厳密に表現すれば、
自然社会は覚醒一元の社会であるのに対して、われわれ人間社会とは覚醒・眠り二元社会に他ならなかった。
まさに、
われわれ人間社会が本音と建前の二本立て(二元論)社会の証明に他なりません。
ところが、
われわれ人間は、この事実を十分に自覚していないのです。
まさに、
われわれ人間が自覚症状の無い音痴状態に陥っている依拠がここにあるのです。
まさに、
本音と建前の二本立て(二元論)の生き方こそ、自覚症状の無い音痴状態に陥っている依拠に他ならないのです。
そして、
われわれ人間にとって、自覚症状の無い状態とは、建前の自分を自分と錯覚していることに他なりません。
更に、
われわれ人間にとって、音痴の状態とは、本音の自分を忘却していることに他なりません。
まさに、
覚醒・眠り二元論世界である、われわれ人間社会とは、本音と建前の二本立て社会であり、自覚症状のない音痴という病的社会なのである。