第十七章 自他二元論 & 自分一元論

自他の区分け意識が起こることによって、自他二元論世界が展開される。
まさに、
自分と他者は表裏一体の一枚のコインの裏表に他ならないのです。
そして、
他者が実在で、自分は他者の不在概念に過ぎないのです。
なぜなら、
自分の存在の自覚は、他者を通じてできるからで、自分で自覚はできないのだから。
現に、
他者の姿は直接見ることができるが、自分の姿は鏡を通じてしか見えない。
この事実は一体何を示唆しているのでしょうか。
まさに、
“自分は・・・”という自我意識(Ego)は、自他の区分け意識に他ならないのです。
更に、
“自分は・・・”という自我意識(Ego)は、他者の存在無しでは存在し得ないのです。
更に、
“自分は・・・”という自我意識(Ego)は、自分に対する他者の意見を集積した記憶に他ならないのです。
まさに、
“自分は・・・”という自我意識(Ego)は、自分の意見ではなく他者の意見に他ならなかったのです。
だから、
“自分は・・・”という自我意識(Ego)は、無数に存在する。
従って、
“自分は・・・”という自我意識(Ego)は、実在ではなく、実在の不在概念、すなわち、実在が鏡に映る無数の映像に他ならないのです。
従って、
実在するものとは、唯一性を有するものに他ならない。
畢竟、
自他二元論の自分は、“自分は・・・”という自我意識(Ego)である。
真の自分は、一元論の自分である。