宴のあと
はじめに

新しいものは古くなり、そして必ず最後には壊れてしまう。
新築の家に移った時は、自分自身まで新鮮になったような気がしますが、時間が経つに連れて次第に新しい家も古くなり、自分自身の新鮮な気持ちも薄れてゆき、そして必ず最後には家は壊れ、自分自身の新鮮な気持ちも最後には完全に失ってしまう。
新しい家具に変えた時は、自分自身まで新鮮になったような気がしますが、時間が経つに連れて次第に新しい家具も古くなり、自分自身の新鮮な気持ちも薄れてゆき、そして必ず最後には家具は壊れ、自分自身の新鮮な気持ちも最後には完全に失ってしまう。
新しい電化製品に変えた時は、自分自身まで新鮮になったような気がしますが、時間が経つに連れて次第に新しい電化製品も古くなり、自分自身の新鮮な気持ちも薄れてゆき、そして必ず最後には電化製品は壊れ、自分自身の新鮮な気持ちも最後には完全に失ってしまう。
新しい車に変えた時は、自分自身まで新鮮になったような気がしますが、時間が経つに連れて次第に新しい車も古くなり、自分自身の新鮮な気持ちも薄れてゆき、そして必ず最後には車は壊れ、自分自身の新鮮な気持ちも最後には完全に失ってしまう。
新しい恋人ができた時は、自分自身まで生まれ変わったような気持ちになりますが、時間が経つに連れて次第に新しい恋人も古くなり、自分自身の新鮮な気持ちも薄れてゆき、そして最後には恋人と別れ、自分自身の新鮮な気持ちも最後には完全に失ってしまう。
目前に楽しい旅行がある時は、自分自身もわくわくした気持ちになりますが、時間が経つに連れて次第にその旅行が消化されてゆき、わくわくした自分の気持ちにも影が射し、そして旅行も終りに近づくと、自分自身も逆に憂鬱な気持ちに落ち込んでしまう。
まさに、すべては「宴」ではじまり、三島由紀夫の「宴のあと」ではないですが、いわゆる「宴のあと」になる。
まさに、人生は「宴」と「宴のあと」を繰り返す。
お釈迦さんは、すべての生きものが必ず死ぬことを知らずに生きてきたが、28才でその真実をはじめて知った時、“では自分は一体何のために生まれ生きているのか?”とショックを受け、家族も家も国も捨てて、生きる意味を探す旅に出たそうです。
まさに、人生は「宴」と「宴のあと」を繰り返す。
何故でしょうか?この問いに対する答えを見つけるのが、この作品のテーマです。

2011年9月13日 新 田  論


第一章 生きる意味 第五十一章 人間社会
第二章 エネルギーの法則 第五十二章 自然宇宙 & 人間宇宙
第三章 輪廻転生説(宗教)は21世紀には消滅すべき 第五十三章 最新科学宇宙論 V.S. 新田哲学宇宙論
第四章 逆さまの人生 第五十四章 究極の哲学宇宙論
第五章 神とは映画監督 第五十五章 釈迦 V.S.現代科学
第六章 哲学(ホンモノ学問) VS 科学(似非学問) 第五十六章 新しい人間
第七章 矛盾だらけの我々の常識 第五十七章 逆転の発想が人生を変える
第八章 我々人間が先ずするべきこと 第五十八章 生きる=動く & 死ぬ=止まる
第九章 四者択一の人生 第五十九章 現実と夢
第十章 魂の最小単位 第六十章 いわゆる現実 & 本当の現実
第十一章 魂の最小単位は目覚めている 第六十一章 食う生き方 & 食う食われる生き方
第十二章 死に怯えることなど一切ない 第六十二章 金持ち的生き方 & 貧乏的生き方
第十三章 我々の宇宙以外にある宇宙 第六十三章 健康の生き方 & 病気の生き方
第十四章 運動宇宙 & 静止宇宙 第六十四章 “自分さえよかったらいい!”という生き方 & “先ず他人さえよかったらいい!”という生き方
第十五章 「死」とは一体何者? 第六十五章 自分が最大の敵
第十六章 近似理論 & 完璧理論 第六十六章 二つの世界
第十七章 近似理論(科学)→完璧理論(哲学)への道 第六十七章 水平世界(宇宙) & 垂直世界(宇宙)
第十八章 ホンモノ=唯一 & ニセモノ=無数(複数) 第六十八章 釈迦 V.S.現代科学の勝負は明白
第十九章 我々の宇宙は映像宇宙=いわゆる現実 第六十九章 今後の現代科学の予想
第二十章 運動力学(映像学) & 静止力学(実在学) 第七十章 2011年ノーベル物理学賞の正体
第二十一章 エントロピーの法則の実在性? 第七十一章 現代科学の正体
第二十二章 エントロピーの法則は逆さま現象 第七十二章 般若心経の宇宙観
第二十三章 永遠に変わらない自分 第七十三章 補完関係 & 二律背反関係
第二十四章 いわゆる現実(ニセモノ性) & 現実(ホンモノ性) 第七十四章 釈迦宇宙論 V.S.現代科学宇宙論
第二十五章 「般若心経」の世界 第七十五章 釈迦・新田宇宙論 V.S.現代科学宇宙論
第二十六章 釈迦 V.S.現代科学 第七十六章 『今、ここ』を生きる V.S 過去・現在・未来に想いを馳せる
第二十七章 0次元点宇宙
第二十八章 次元などそもそもない
第二十九章 時間の概念の生みの親
第三十章 死=『今、ここ』 & 生=現在
第三十一章 いわゆる現実=現在の映像=現象
第三十二章 点と線
第三十三章 平面と空間
第三十四章 時空間
第三十五章 映像 & 映像の映像
第三十六章 垂直映像 & 水平映像
第三十七章 「時間」は4次元要因ではない!
第三十八章 宇宙に誕生などない!
第三十九章 映像宇宙 & 実在宇宙
第四十章 連想世界 & 一点集中世界
第四十一章 悟り
第四十二章 3分→3秒(悟り) & 3秒→3分(迷い)
第四十三章 知性ある人間の生きる意味=死の理解
第四十四章 死を生きる=死の理解
第四十五章 死=実在 & 生=映像
第四十六章 わがまま人間=ロボット人間
第四十七章 本当の人間=目覚めた人間
第四十八章 本当の自分は老いない死なない
第四十九章 逆さまに生きていた
第五十章 自然社会


おわりに

はじめにで模索した答えがわかりました。
時間のない世界を生きればいいのです。
今まで時間に支配される世界を生きてきました。
だから、
過去・(現在)・未来に想いを馳せる、いわゆる、連想の世界を生きると、
新しいものは必ず古くなり、そして必ず最後には壊れてしまうのです。
加齢すると共にすべてが老いさらばえ、そして必ず最後に死んでしまうのです。
時間の介入できない『今、ここ』を生き切ると、
新しいものが古くもならないし、壊れもしないし、加齢してすべてが老いさらばえることもないし、死なないのです。
今まで二つの世界を生きてきましたが、そのことに気づいていなかったのです。
『今、ここ』を生きているのに、過去・(現在)・未来に想いを馳せる、いわゆる、連想の世界を生きていると錯覚していたのです。
さあ、
今からすぐに、錯覚に気づいて、『今、ここ』を生き切りましょう!

2011年11月27日 新 田  論