第三十七章 人生の妙は一文字違いをなくすること

“どうなるのかわからないものはどんなことでも悩む”
“どうなるかわかるものはどんなことでも悩まない”
人生の妙は一文字違いで天と地の違いが生じるほど微妙なタッチだ。
ここが一番大事なところだ。
ところが、
我々人間は、
“どうなるのかわからないから悩むのだ!”と信じ込んでいます。
だから、
“どうなるかわかるように、必死に未だ来ぬ未来に想いを馳せているのだ!”と信じ込んでいます。
そして、
“必死に未だ来ぬ未来に想いを馳せることによって、どうなるかわかるようにしたら、悩まなくて済むのだ!”と信じ込んでいます。
ところが、
我々人間は、
悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖に苛まれる一生を送る羽目に陥っています。
なぜなら、
未だ来ぬ未来の最後の未来である死は確定しているのに、死については必死に想いを馳せることをしていないからです。
だから、
もういい加減この類の堂々巡りから脱却しなければなりません。
その鍵は、
悩みや四苦八苦には、挙句の果ての死の恐怖が必ず待ち受けていることを自覚することです。
“最後好ければすべて好しです”
“最後悪ければすべて悪しです”
人生の妙は一文字違いがなくなると、天(天国)と地(地獄)が同じになるほど微妙なタッチなのです。
ここが一番大事なところです。