第三章 “いわゆる自分” & “(本当の)自分”

目が覚めている世界、いわゆる現実の世界も、眠っている間の夢の世界も本質的には同じ過去の映像の世界である。
まさに、
見ている世界は過去の映像の世界なのです。
更には、
私たちは、見ているだけではなく、聞いている、匂っている、味わっている、肌で感じてもいます。
従って、
まさに、
聞いている世界も過去の幻想の世界なのです。
まさに、
匂っている世界も過去の幻想の世界なのです。
まさに、
味わっている世界も過去の幻想の世界なのです。
まさに、
肌で感じている世界も過去の幻想の世界なのです。
まさに、
五感で感知している世界はすべて過去の幻想の世界なのです。
ところが、
私たちは、五感で感知している者を“いわゆる自分”だと思っています。
なぜなら、
五感が、自分の体と外界(外気)を遮断する境界線であって、自他の区分けをするからです。
まさに、
国境線があるから二つの国家意識、すなわち、自国と他国の意識が生まれるのと同じです。
まさに、
五感で感知している者を“いわゆる自分”とした所以です。
更に、
“いわゆる自分”は決して“(本当の)自分”ではないのです。