第二十四章 “いわゆる現実”と“夢”の違い

変えることが不可能なのは、始点という過ぎ去った過去=誕生
変えることが不可能なのは、終点という未だ来ぬ未来=死
それ以外の過去も未来も実は円周という現在なので、変えることは可能である。
従って、
我々生きている人間にとって、たとえ時間に支配される世界であっても、変えることは不可能なのは、未だ来ぬ未来の終点である死だけであり、それ以外のことはすべて自由自在になるのです。
そこで話題を少し換えますと、
昼間起きているいわゆる現実の世界、および、夜間眠っている夢の世界は、映像世界であることは既に述べてきた通りです。
従って、
昼間起きているいわゆる現実の世界も、夜間眠っている夢の世界も本質的には時間に支配される世界です。
一方、
昼間起きているいわゆる現実の世界も、夜間眠っている夢の世界も意識(自他の区分け意識=“自分は・・・”という自我意識)のある世界です。
逆に言えば、
夜間熟睡している世界は、意識(自他の区分け意識=“自分は・・・”という自我意識)のない世界です。
従って、
我々は、意識(自他の区分け意識=“自分は・・・”という自我意識)のある世界と、意識(自他の区分け意識=“自分は・・・”という自我意識)のない世界の両方を生きています。
そして、
意識(自他の区分け意識=“自分は・・・”という自我意識)のある世界は、時間に支配されている世界です。
一方、
意識(自他の区分け意識=“自分は・・・”という自我意識)のない世界は、時間に支配されていない世界です。
言い換えれば、
意識(自他の区分け意識=“自分は・・・”という自我意識)のある世界は、始まりと終わりがある映像世界です。
一方、
意識(自他の区分け意識=“自分は・・・”という自我意識)のない世界は、始まりも終わりもない実在世界です。
そこで話は元に戻りましょう。
我々生きている人間にとって、たとえ時間に支配される世界であっても、変えることは不可能なのは、未だ来ぬ未来の終点である死だけであり、それ以外のことはすべて自由自在になる。
ところが現に、
昼間起きているいわゆる現実の世界では、過去も未来も自由になりません。
一方、
夜間眠っている夢の世界では、時間に支配されないので、すべては自由自在になります。
ただし、
死だけは自由自在にならない。
だから、
夜間眠っている夢の世界では、死ぬことは絶対にありません。
まさに、
夜間眠っている夢の世界では、死ぬことは絶対にないから、それ以外のすべては自由自在になる所以です。
ところが、
すべてが自由自在になる夢の世界なのに、実現する直前で晴れて目が覚めて、夢は終わります。
まさに、
夜間眠っている夢の世界も本質的には、時間に支配されている世界である所以がここにあるのです。
そういう観点では、
まさに、
昼間起きているいわゆる現実の世界も、夜間眠っている夢の世界も本質的には時間に支配される映像世界なのです。