終章 世界の終り(The end of the world)

聖徳太子がはじめて日本に導入した仏教の開祖であるお釈迦さんは、今で云えばインドではなく、ネパールで生まれた方です。
そのネパールが立憲君主制国家から共和制国家に遂に変わりました。
世襲される国王が国家元首の立憲君主制から、国民の選挙によって国家元首が選ばれる共和制になったわけです。
お釈迦さんも釈迦王国の皇太子でしたから、ネパールは立憲君主制が二千数百年続いていたわけです。
それがいま遂に、共和制国家に変わろうとしているのです。
世界は間違いなく、世襲制の立憲君主国家から公選制の共和制国家に完全に移行しようとしているのです。
現に、未だに立憲君主制を踏襲している国は数えるほどしかなく、世界におよそ200ある国家の殆どが共和制国家です。
そんな数少ない立憲君主制国家の一つが天皇制の日本なのです。
最後まで立憲君主制を堅持するだろうと云われている国が日本天皇家とタイのチャクリー王朝です。
日本の天皇家に匹敵する永い系図を誇ったエチオピアのソロモン朝王家(ハイレ・セラシェ皇帝)も1974年に革命によって滅亡しました。
「万世一系」を誇る日本の天皇家ですが、実体は先にお話した通りです。
グローバリズムが喧伝されて久しいですが、いよいよ、世界は大きく変わろうとしているのです。
聖徳太子は、これから起こることを、既に1400年前に予見していたのでしょうか。
「聖徳太子」−終り−