第七十三章 系図の騙り

125代連綿と続いた日本の天皇家は「万世一系」の世界に冠たる稀有なる家系と言われてきましたが、果たしてそうでしょうか。
何回かに亘って易姓革命が起こっていたはずだという話は、以前に既にお話しました。
初代・神武天皇から九代目までは「欠史九代」と言われる架空の天皇の後に十代・崇神天皇が登場した。
十四代・仲哀天皇と十五代・応神天皇。
二十五代・武烈天皇と二十六代・継体天皇。
三十八代・天智天皇と四十代・天武天皇。
四十八代・称徳天皇と五十代・桓武天皇。
九十六代・後醍醐天皇と北朝初代・後亀山天皇。
そして、
百二十一代・孝明天皇と百二十二代・明治天皇。
125代で2668年続いたとされる、「万世一系」の日本の天皇家も実は、計七回の易姓革命が起こっていたのが真実ではないでしょうか。
125代で七回の易姓革命が起こっていたということは、二十代以上も同系が続いた試しがないということです。
系図ほど、いい加減なものはありません。
拙著「新しい日本」第二章【天皇家の先祖】を下記引用します。

第二章 天皇家の先祖
日本の天皇家は第125代を誇る「万世一系」の血筋と言われ、その先祖の数は、それぞれに二人の父母によって生まれた筈ですから、2125という天文学的数字になります。
二人の人間である父母は四人の人間である祖父母によって生まれ、四人の人間である祖父母は八人の人間である曾祖父母によって生まれ、
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10代遡ったら210=1024人の人間の先祖がいる筈です。
20代遡ったら220=1、048、576=104万(まん)8576人の人間の先祖がいる筈です。
30代遡ったら230=1、073、741、824=10億(おく)7374万(万)1824人の人間の先祖がいる筈です。
40代遡ったら240=1、099、511、627、776=1兆(ちょう)0995億(おく)1162万(まん)7776人の先祖がいる筈です。
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100代遡ったら2100=1、267、650、600、228、238、993、037、566、410、752=126穣(じょう)7650杼(じょ)6002垓(がい)2823京(けい)8993兆(ちょう)0375億(おく)6641万(まん)0752人の先祖がいる筈です。
125代を誇る万世一系の血筋と言われている日本の天皇家ですが、直系では76代になります。
従って、76代遡ったら276=75、557、863、725、914、406、838、272=755垓(がい)5786京(けい)3725兆(ちょう)9144億(おく)0683万(まん)8272人の先祖が天皇家にはいる筈です。
ところが、地球上にいた人類の数は、
29万年前で100万人であります。
つまり、220=1、048、576=104万(まん)8576人の時期であります。
1万年前で500万人であります。
つまり、222=4、194、304=419万(まん)4304人と、223=8、388、608=838万(まん)8608人の間の時期であります。
紀元前4000年でようやく8700万人になります。
つまり、226=67、108、864=6710万(まん)8864人と、227=134、217、728=1億3421万(まん)7728人の間の時期であります。
紀元0年で3億人。
つまり、228=268、435、456=2億6843万(まん)5456人と229=536、870、912=5億3687万(まん)912人の間の時期であります。
紀元1500年で4億3000万人。
つまり、228=268、435、456=2億6843万(まん)5456人と229=536、870、912=5億3687万(まん)912人の間の時期であり、紀元0年から紀元1500年まで「新しい種(人間)」が登場する節目がまったくなかったことになります。
人口の爆発的増加を果たした紀元2000年でも63億人です。
つまり、232=4、294、967、296=42億(おく)9496万(まん)7296人と、233=8、589、934、592=85億(おく)8993万(まん)4592人の間の時期であります。
初代神武天皇が即位した紀元前660年当時では、地球の総人口はせいぜい2億人程度ですから、人間としての子供と父母の関係では、76代も続く家系など起こり得ません。