第四十六章 聖徳太子=イエス・キリスト

京都・太秦にある広隆寺の弥勒菩薩は日本の国宝第一号です。
数えきれないほどある仏像の中で、広隆寺の弥勒菩薩が国宝第一号になった理由は何処にあるのでしょうか。
仏教界では悟りの度合いによって位があり、完全に悟った一番高い位が如来(像)であり、大日如来(像)、阿弥陀如来(像)、薬師如来(像)などが有名です。
如来(像)の下に菩薩(像)という位があり、一般凡夫の救済に当たる役目を負っているのが弥勒菩薩(像)です。
菩薩像で他に有名なのでは、東大寺の日光菩薩像、月光菩薩像があります。
いずれも国宝であり、芸術性においては、広隆寺の弥勒菩薩を凌ぐものと評価されています。
他に観音像(観世音像)から地蔵といった仏像まで、数えきれないほどの仏像の中で、広隆寺の弥勒菩薩が最高峰にいるのは何故でしょうか。
如来にしても、菩薩にしても、インドの梵語(サンスクリッド語)から生まれた言葉で、如来は多陀阿伽陀(Tathagata)という仏十号の一つで、一般には仏様の尊称であり、菩薩は覚有情(Bodhisattva)から生まれた言葉で、そもそもは修行する人を尊称しています。
ところが、弥勒菩薩は、インドの梵語(サンスクリッド語)では慈尊(Maitreya−マイトレーヤ)で、慈尊(Maitreya−マイトレーヤ)は古代ヘブライ語では(Messiah−メサイア)、古代ギリシャ語(ローマ帝国語)では(Christ−キリスト)で、共に「救世主」という意味なのです。
イエス・キリストという言葉は古代ギリシャ語訳で、イエス・キリスト自身が使っていた古代ヘブライ語(古代アラム語)では、彼自身の名前は、「イマニュエル」です。
原語ではメサイア・イマニュエル、古代ギリシャ語(ローマ帝国語)ではイエス・キリスト、インドの梵語(サンスクリッド語)ではマイトレーヤ、中国語では慈尊、そして、日本語では弥勒菩薩となり、日本の国宝第一号になっているわけです。
因みに、京都・太秦にある広隆寺の弥勒菩薩は、聖徳太子自身の作品と伝えられており、聖徳太子から下賜された景教徒(原始キリスト教徒)の秦川勝が、その記念にと広隆寺を建立したのです。
仏教と景教(原始キリスト教)の深い関係が髣髴されると思うのは、筆者だけでしょうか。