7.立憲君主制社会主義国家という日本

18世紀から20世紀にかけて、革命の輸出が世界で隆盛を極めた。
アメリカ独立(1776年)、フランス革命(1789年)、明治維新(1868年)、ロシア革命(1917年)、そして、アジア、中東、アフリカ、中南米地域で20世紀の中、次々と独立運動が起こっていった。
その中で、日本の明治維新だけは、日本革命どころか明治革命とも称せられていないのは何故だろうか?
まさに、
日本という国で「天皇教(皇国史観)」という選民思想の宗教が蔓延っていたからである。
日本の天皇家は神の系譜を引き継いでいるというわけだ。
太平洋戦争で無残な敗北を喫するまで、「現人神(あらひとがみ)」とまことしやかに信じられていたのである。
そうでないと、二十歳にもならない若者たちに、「天皇陛下万歳!」と叫ばして、敵の中に自爆させてゆくような真似はとうていできないだろう。
まさに、
「万世一系教(天皇教)」という宗教以外の何者でもない証明である。
現に、
高度情報化社会になった現代日本においても、天皇家ではいまだに「祭祀」という行事を日々繰り返している。
日本の皇祖神「天照大神」と対面するのが、「祭祀」の中心行事なのだから、まさに、どこかの新興宗教の教祖がお釈迦さんの生まれ代わりだと喚いているのとさして変わりはない。
高度情報化社会の世の中では、まさに、気狂い沙汰と言われても仕方ないだろう。
天皇、皇后、皇太子、皇太子妃だけしか、この祭祀には臨むことができないらしい。
まさに、
「万世一系教(天皇教)」の歴代教祖だけで独占されてきた、世襲・相続制度の極みの行事である。
昭和21年1月1日に、時の昭和天皇は「人間宣言」をしたにも拘わらず、依然いまでもこの気狂いじみた行事を続けていることは、しょせん「人間宣言」は、天皇の戦争責任を逃れるための方便に過ぎず、いまでも「現人神(あらひとがみ)」だと信じている証に他ならない。
更に酷いことに、
国家としての責任はすべて国民に負わせるため、言い換えれば、権威を維持する天皇家も、権力を維持する政府(国家権力)も、国家責任から逃れるために、立憲君主制を維持しながら社会主義を標榜する国体を捏造したのである。
まさに、
権利を主張しながら義務・責任を放棄するこんな卑劣な国家は世界でも類を見ないだろう。