4.金太郎飴化が得意な日本人

ガラパゴス化=日本語化。
パソコンや携帯電話が世界に普及した中で、日本向けだけは日本語仕様にしなければならないことをガラパゴス化というらしい。
世界標準の英語仕様に対して、日本向けだけの特殊仕様である。
この背景にあるのが、金太郎飴化が得意な日本人という伝統である。
たとえば、
“みんなで渡れば怖くない”
“村八分”は逆バージョンである。
特に欧米社会との対照的な違いに、正月やゴールデン・ウィークやお盆休みの時期の旅費は一斉に値が上がる現象が起こる。
欧米社会では、クリスマスと7月〜8月のバカンス時期が特に消費が急増するのに合わせて値が下がるのとは好対照である。
欧米社会のやり方が経済原理に則っている。
他方、
日本社会のやり方は人の弱みにつけ込む反社会行為に他ならない。
まさに、
ガラパゴス化=金太郎飴化=反社会行為=いじめ行為に他ならない。
言い換えれば、
日本社会は均質化社会に他ならない。
世界的に言えば、
日本社会こそ、社会主義国家に他ならない。
地球的に言えば、
日本社会こそ、自然社会と同じ共同体社会に他ならない。
マルクスの唯物史観で云うところの文明社会の黎明期の原始共同体社会であり、文明社会の最先端にあるはずの共産主義社会である。
ところが、
日本の社会主義化は、本来の共同体社会のものでなく、冷戦で自滅したソ連と同じ社会主義社会だったのである。
共和制資本主義社会よりも差別の大きい、立憲君主制社会主義社会だったのである。
“この指留まれ”と号令をかける主人を必要とする社会主義社会だったのである。
ソ連の場合は、クレムリンの主人である共産党書記長が、“この指留まれ”と号令をかけたのに対して、日本の場合は、皇居の主人である天皇が“この指留まれ”と号令をかけたのである。
いわゆる泣く子も黙る“錦の御旗”に他ならない。
マルクスの唯物史観をイデオロギーと捉えるから、階級的独裁主義に陥って冷戦で進化の遅れている資本主義に敗北したのである。
自然社会、延いては、地球レベル、宇宙レベルに則すると、人間社会も最終的には社会主義的に回帰するのは至極当然である。
日本という国家が、世界から常に白い目で見られる所以でもある。
ユダヤ教で括られるユダヤ人という人種の原点である古代ヘブライ人が持つ選民思想と同じ発想を持つ日本人ゆえ、共同体社会を自然発生的に持つのかもしれない。
非選民と断定された他の民族たちにとっては、彼らほど疎ましい存在はない。
日本人とユダヤ人はどうやら無意識的に同じ発想を持つ人種になったようだが、その原点に「天皇制」がある。
明治以降の日本に生まれた「皇国史観」は、まさに、ユダヤ人の「選民思想」に他ならない。
天皇のことを嘗て、「大王(オオキミ)」、「御上(オカミ)」、「帝(ミカド)」と呼ばれてきた。
みんな古代ヘブライ語が語源だ。
どうやら、
選民思想はひとつだったようである。
まさに、
日本人独特の金太郎飴的なのは、選民思想がその原点にある証に他ならない。
逆説的に言えば、
日本人独特の金太郎飴的発想の原点に「天皇制」があったのである。