23.自分 V.S.その他

超自他三元の世界こそ、ワンワールドに他ならない。
言い換えれば、
自他の区分け意識のない世界こそ、ワンワールドに他ならない。
では、
自他の区分け意識のない世界は、どうすればつくれるのだろうか?
先ず、
自他とは一体何者なのかを理解する必要がある。
言うまでもなく、
自は自分のことで、他は自分以外のものすべてである。
つまり、
自他とは、自分と自分以外のものすべてに他ならない。
ところが、
我々は、自分以外のものの中でも区分けしているから話はややこしくなる。
まさに、
身内と他人の区分けである。
言い換えれば、
血縁、地縁といった代物である。
その結果、
世襲・相続といった厄介な慣習が生まれたのであるが、この慣習は人間社会だけにあって、人間社会以外には一切ない。
畢竟、
森羅万象、すなわち、人間社会のみならず、自然社会も宇宙も包摂した世界において、二つの秩序があるわけだ。
人間社会の秩序と宇宙の秩序である。
そして、
人間社会の秩序と宇宙の秩序は正反対の現象を呈する。
人間社会の秩序は、外面は秩序状態、内面は無秩序状態になっている。
宇宙の秩序は、外面は無秩序状態、内面は秩序状態になっている。
まさに、
人間は内心穏やかではなくても、外面は穏やかに装っている。
一方、
海という自然現象は、表面(外面)は激しい波であっても、海の底(内面)は静寂を保っている。
では、
なぜこのような違いが人間社会と宇宙では生じたのだろうか?
まさに、
我々人間が、自他の定義の正しい理解をしていなかった所為に他ならない。
言い換えれば、
世襲・相続の慣習といった血縁意識が、その原因にあったことの証明に他ならない。