16.22ある立憲君主制国家たち

現在、国連が承認している国の数は193あり、その中、立憲君主制国家が22あり、北朝鮮を筆頭に独裁国家がおよそ50、残りの121が共和制国家である。
先ず、
22ある立憲君主制国家を列挙してみよう。
イギリス、スペイン、オランダ、ベルギー、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、リヒテンシュタイン、モナコ、モロッコ、スワジランド、レソト、サウジアラビア、クウェート、UAE(アラブ首長国連邦)、バーレーン、オマーン、カタール、ヨルダン、タイ、カンボジア、そして日本だ。
これら22ある立憲君主制国家の中、嘗ての欧米列強帝国主義諸国の影響下にない国は、タイと日本だけである。
ほとんどの立憲君主制国家は、嘗ての大英帝国から派生した英国連邦の傘下で国家元首は依然英国王室(エリザベス女王)の影響下にあるか、若しくは、アメリカ若しくはイギリス・オランダ石油メジャーの影響下にある産油国であって、表向き影響下にない立憲君主制国家はタイと日本だけである。
しかも、
日本は英国王室と同じ穴の狢であることは先述した通りである。
従って、
単独で立憲君主制国家を維持しているのはタイだけである。
ところが、
嘗ての欧米列強帝国主義諸国の影響を受けずに、立憲君主制国家を維持してきた唯一の国タイで大きな変化がいま起こっている。
現政権が国民の反対運動に晒されているのである。
極言すれば、
現政権が常に国民の反対運動に晒されているのである。
タイの立憲君主制と日本の立憲君主制、延いては、英国王室を筆頭の立憲君主制との違いは、タイ国王が権威のみならず、権力をも実質有している点にある。
言い換えれば、
独裁君主制と立憲君主制を足して2で割ったような聖人君主制である点だ。
言い換えれば、
現ブミポン国王の個人的資質に寄って立つ点にある。
従って、
86才になった現ブミポン国王の今後の動静で、タイ国自体が君主制が消滅する可能性が極めて高い。
そういう観点からすると、
現在22ある立憲君主制国家は、この10年のうちに一気に消滅する可能性が極めて高いと言えるだろう。