(その二十六) 財務省という伏魔殿

我々の家庭の台所番として完全に失格の財務省の内実を少し披露してみましょう。
財務省の主人は、もちろん財務大臣でも副大臣(以前は政務次官と言っていた)でもありません。
事務次官が主人なのです。
この事務次官になるシステムがなかなかふるっているのです。
同期生の中で、一人が事務次官という日本の頂点に昇り詰めると、他の者たちは即座に財務省を退任します。
そしてNo2から順に他の省の事務次官に送り込まれるのです。
戦前の日本には、明治維新の元勲、大久保利通がつくった内務省が一番力があったのですが、戦後アメリカの進駐軍によった解体されました。
その結果、台所番だった大蔵省が台頭して来たのですが、戦前から内務省派ではなかった省庁は、大蔵独裁体制になった戦後、大蔵省に実質支配されるようになって行ったのです。
特に、防衛庁は戦後新しく創設されたので、完全に大蔵支配の下に入ったのです。
従って、防衛庁の事務次官には、先述した退任同期生のNO?が必ずなる慣習が出来上がってしまったのです。
つまり、台所番が軍隊を支配しておるのがこの国の実体であるのです。
本質において、北朝鮮の金正日やイラクのフセイン体制と何ら変わりはないのです。
それでは、日本の実質支配者である財務省事務次官になるメカニズムはどうなっているかと申しますと、財務省には主計局と主税局があります。
主計局とは、前述しました国の歳出つまり国家予算を配分する所です。
主税局とは、我々国民から税金を徴収する所の頂点で配下に国税庁があり、その下に各地方税務所があります。
この地方税務所の所長の席には、第1種国家公務員の試験に合格したエリート官僚つまり高級官僚になりたての20代の若者が座っておるのです−これは、「若様の修行旅」と言われています−。
話は本題に戻りますが、事務次官になるのは、必ず−例外はあったが−主計局のトップつまり主計局長であるのが不文律になっているのです。
これは何を意味しているかと申しますと、日本の実質の支配者になるのは、国民から税金つまり年貢を徴収する者ではなく、徴収したお金を使う者たちであるということであります。
彼らは、このお金を国民の血税などと思っておらず、自分たちのお金だと思っておるのです。
だから、1億円近いお金の無駄使いをして飛行機をチャーターしても平気でおるのです。
各省庁は、お金を握っておる彼らの言いなりに当然なります。
やくざの親分子分の関係よりもっとひどいわけです。
やくざの親分は子分に与えるお金を自分の甲斐性で稼ぐが、彼らは国民の血税を使いまくっておるのです。
国の歳出が、歳入に合わせて組まれるなら、現在の我が国の税収入は40兆円余りですから、歳出つまり国家予算も40兆円内で工夫するのが、家計を預かる主婦の仕事であります。
しかし彼らは、歳入如何に拘らず、82兆円の歳出を、赤字国債を発行してでも毎年強行に実施しておるのです。
何故そこまでやらなければならないのでしょうか。
やくざの親分が、子分に言うことを聞かせる為に、お金をやらなければならないからで、それで親分の地位を守っておるのと同じ理屈であるわけです。
その権力の維持の為に、赤字国債を発行しまくって、1000兆円近い財政赤字を積み上げたのが彼らであります。
財務省とは、まさに極悪非道、悪行三昧の伏魔殿です。