(その二十一) 金持ちと徳持ち

21世紀の世界は、価値基準が大きく変わるでしょう。
今その変化の胎動が起こり始めたようです。
世の中が大きく変わる時には、一つの法則性に基づいて為されます。
旧態がガラガラと崩れて行くわけですから、先ず旧態がピークを迎えるというパラドキシカルな現象が顕著になるのです。
朝がやって来る前の暗闇が一番暗い原理と同じです。
拝金主義がピークに達しているのが、その一例であります。
わたしは、「富裕論」で、金持ちの時代から徳持ちの時代になるのが、21世紀だと申してきました。
従って、今は金持ちの時代のピークであります。
共産主義国家が崩壊したのは、人為的につくられた多くの貧しい民の下の一部贅沢な階層、つまり特権階級の弊害に因るものでした。
自由主義体制も、今、その現象のピークに達しています。
世界経済の疲弊によって、多くの貧しい民が発生し、その下での金持ちが我が世の春を謳歌している状況になってきました。
もう朝は真近だと、わたしは思います。
金持ちとは、拝金主義思想に埋没して自己を見失っている人のことであります。
ただ、お金を沢山持っている方を指しているのではありません。
徳持ちとは、お金の本質を理解して、上手にお金を使って他人の為になることをする人のことであります。
ただ、お金を持っていない方を指しているのではありません。