(その十一) 意識改革

お金を貨幣として利用してきておよそ3000年が経ちました。
その前は、貴重品だった貝や石が、物を交換する際の原始貨幣として使われていたのです。
地球環境問題が提起され出したのは、まだ30年ほど前のことで、それまでは、地球は絶対的な存在で、人間にすべてを与えてくれる親のような気持ちで、その親から思い切り略奪してきた我々人間でした。
3000年の中の30年で、地球と人間の関係は大きく変わりました。
3000年間続けて来たことが、この30年間で続けることが出来ないようになって来たのです。
この時代に生きている我々は、このことを真摯に受け止めることが肝要であります。
3000年間続けて来た、貨幣制度も、もう続けられなくなって来たのではないでしょうか。
地球の意識の変化により、地球に住むすべてのものの意識も変化せざるを得ない状態になっているように思えてなりません。
『価値観の見直し』
21世紀のキーワードではないでしょうか。
『お金をたくさん持っていることは良いことだ』
現代社会は、この言葉にどっぷり浸かっています。
テレビを筆頭に、宣伝の氾濫は、まさに拝金商業主義の極みに達していることを象徴しているようであります。
新しいパラダイムに変わるには、それなりの時間がかかります。
新しいパラダイムがひたひたとやって来ている今、少しずつでも準備をしておかなくてはなりません。
先ず、我々の意識改革から始めて行くことが大事ではないでしょうか。
そこで、『お金をたくさん持っていることは良いことだ』と信じ込んでいる、我々現代人も、『お金をたくさん持っていることも良いことだ』に少しだけ軌道修正してもいいのではないでしょうか。
『は』が『も』に一字変わるだけです。
この変化だけでも、我々の意識は大いに変わると思います。
次に、『お金だけでは人間は幸せにはならない』ぐらいの意識改革を、これからの5年間で達成してみる。
そして、『お金よりももっと大切なものが他にある』と思える意識に10年ほど掛けて到達する。
新しいパラダイムがやって来る3000年の中の30年のこの時期に、この意識を身体で覚えさせることが急務であると思うのです。