ストップ・ザ・マネー

執筆にあたって

世界に流れている現金は1京円(1000兆円の10倍)。
日本人の貯蓄総額は1400兆円。アメリカ人の借金総額は1200兆円。
日本のGDP(国民総生産)は500兆円。アメリカは1200兆円、中国は120兆円。
世界一の大富豪ビル・ゲイツの総資産は6兆円。
イラクのサダム・フセインの総資産も6兆円。
アメリカのプロボクサー・マイクタイソンのファイトマネーは1分で7億円。
アメリカのトップスターのギャラが映画1本30億円。
ニューヨークヤンキースの松井選手の契約年俸は3年で25億円。
読売ジャイアンツの清原選手は、ここ数年殆ど怪我で試合に出なくても、年俸3億円(月割りにしてもらっている月給は2000万円以上)
日本のプロ野球選手のレギュラークラスの平均年俸は1億2000万円(月給にして1000万円)
吉本興行の人気漫才師の年間稼ぎは数億円。
日本の大企業の社長の平均年俸は5000万円。(松井選手の10試合分)
あれだけ偉そうにしている読売ジャイアンツのオーナー・ナベツネ(本名は知りません)の年俸が1億2000万円。(清原選手の二軍期間分?)
日本の経済を支えている5000万人いると言われるサラリ−マン諸君の平均年俸が500万円。(松井選手の1振り分、清原選手の2振り分?)
東京の地下鉄大手前駅周辺に住んでいるホームレスや、大阪城周辺に住んでいるホームレスの半数は100万円(清原選手の一回のエラー分?)の借金に追われている中小零細企業の社長さん。
サラ金から50万円(清原選手の空振り一回分?)借りて返せず、取りたてに追われて飛び込み自殺する人たち。
以上列挙した数字の現実を、みなさんはどう思われるでしょうか。
人間の値打ちをお金で計る時代は終わろうとしているように思えてなりません。
その終焉花火のような現象が、この数字に表れているように思うのです。
21世紀を、人間の真の価値をもう一度見直す時代にしなければなりません。
1年前に、わたしは、「富裕論」という本を書き、その中で、「金持ちの時代から徳持ちの時代へ」というサブタイトルをつけました。
人間の真の価値を、いくらお金を持っているかで決められる拝金主義ではなくて、どれだけ徳を持っているかで決まる拝徳主義−背徳ではありません−の世の中にしなければなりません。
拝金主義にまみれた現代日本社会に警鐘を鳴らす為にこの本を書くことにしました。

平成15年4月25日   新 田   論


(その一) お金の想念 (その二十一) 金持ちと徳持ち
(その二) 史上最強の神 (その二十二) 怒れ!団塊の世代
(その三) 拝金主義の崩壊 (その二十三) 動け!団塊の世代
(その四) テレビという化け物 (その二十四) 先進世界の高齢化
(その五) プラスチック国家 (その二十五) 台所番失格の財務省
(その六) 陰の陰の国家 (その二十六) 財務省という伏魔殿
(その七) お金の本来性 (その二十七) 権力と金力
(その八) 阪神タイガースが指標 (その二十八) 相対済まし令
(その九) 巨人、大鵬、玉子焼き (その二十九) みんな丸裸になるしかない
(その十) 新しい経済手法 (その三十) 国の略奪計画
(その十一) 意識改革 (その三十一) 人災の起こり方
(その十二) グローバル化という罠 (その三十二) 勉強をしなおす
(その十三) グローバリズムとナショナリズム (その三十三) 自治金融を興す時
(その十四) 緊急を要する政治形態の改革 (その三十四) 貨幣制度の崩壊
(その十五) 専横極まりない財務省 (その三十五) 消え行く日本の銀行
(その十六) 真の終身雇用制度が必要 (その三十六) つくられるバブル
(その十七) 重要な舵取り (その三十七) サラ金天国・日本
(その十八) 自動車業界はカルテル (その三十八) お金を捨てる
(その十九) 今やお金は、怪しい教祖さま −「ストップ・ザ・マネー」終わり−
(その二十) 新しい経済メカニズム