戦後の団塊の世代が高齢者になることで、日本は一気に本格的な高齢化社会に突入する。
2025年には、65才以上の高齢者が6000万人を超えると予想されている。
一方、総人口の減少とますます速まる少子化傾向と相俟って、労働人口の激減が起こる。
15才までの若年人口と65才以上の老齢人口を除いたもの、つまり16才から64才までの間の世代を労働人口と言うが、2025年には日本には働く人が殆どいなくなる。
右を見ても左を見ても年寄りばかりの日本になるから、その年寄りの質次第で、日本の行く末は決まると言っても過言ではない。
高齢者の質を高める。
二十一世紀の日本の重要課題だが、現実はますます高齢者の質が低下している。
介護問題が大きくなればなるほど、高齢者の質は低下していく。
右を見ても左を見ても介護車のステッカーを貼った車が闊歩(闊走)し、右を見ても左を見てもホテル並の豪奢な養護センターつまり養老院が雨後の筍のように乱立する現代日本の様相は、高齢者の質の低下のバロメーターになっている。
高齢者の質の低下の勢いに力を貸している悪徳業者の代表が、現代日本の拝金主義の権化である医療ビジネスであり、彼らと結託した保険ビジネスが高齢者の質の低下を更に速めるのに力を貸している。
医療ビジネス・保険ビジネスは将来不安を煽る悪徳商法そのものである。
テレビを筆頭に新聞・雑誌そしてインターネットといったマスメディアがこれらの悪徳商法の手先となって暗躍(明躍)している。
マスメディアの強力な伝染力を利用して、車社会・家電社会・マンション社会・グルメ社会・・・と自動車会社・家電会社・マンション業者から本来職人肌の本物志向だった街の偏屈おっさんがやっている旨い食べ物屋まで悪徳商法に成り下がった日本社会。
右を見ても左を見ても悪徳業者ばかりの日本社会。
前を見ても質の低い高齢者ばかり、後ろを見ても人相の悪い阿呆ガキばかり。
右を見る左を見る前を見る後ろを見る一体お前は何者なのか。
まともなお前なら、世を儚んで自殺するしかない。
否!
右1メートル。
左1メートル。
前1メートル。
後1メートル。
前後左右1メートル四方の自分だけの世界(スペース)を確保して、独自の世界に浸り込む方法がある。
それが、『今、ここ』の世界。
オタクの世界のことを言っているのではない。
オタクの世界は出家の世界。
『今、ここ』の世界は在家の世界。
自分独りだけの世界が実在の世界であり、他者はすべて映像の世界。
結局の処、端からそれが本当の自分の世界であった。
“なんだ!そうだったんだ!”というホントの話である。