第九十四章 呆れるヘイ吉

シオ吉は 嘗て ヘイ吉の密偵になったことがある

一度の過ちで 出入り禁止になった

それ以来 ヘイ吉に合わせる顔がない

シオ吉が 蛙の面にしょんべんの所以が ここにある

誰でも 過ちはする

だが 何度過ちを繰り返しても 懲りないのがシオ吉だ

シオ吉が 蛙の面のしょんべんの所以が ここにある

ヨシ吉に言われたシオ吉は 平然と受けた

ここが シオ吉のシオ吉たる所以だ

なんでい! シオ吉じゃねええか! てめえ よくその面下げて おいらのところに やって来れたもんだ!

ええ!なんですかい! ヘイ吉親分さんが あっしを お呼びになすったんでは?

何を寝言を言ってやがんだ! おめえ! また! 俺の目が言っているって言うのかい!

ヘイ吉は 呆れ返った