第六十八章 どぶ(溝)川に咲く花

どぶは 何故(溝)と書く

(溝)とは そもそも みぞだ

みぞとは 役立たずということだ

役立たずにも 役がある

あっちと こっちの 橋渡しだ

それが どぶ(溝)の所以だ

川は 何故 川だ

二つの岸がなくては 川は存在できない

一つの岸では それは岸ではない

二つの岸を 存在たり得させているのが 川だ

どぶ(溝)のどぶ(溝)たる所以だ

そういゃあ! どぶ(溝)川って言うじゃねえか!

どぶ(溝)川にも咲く花がある

あの野郎ら! どぶ(溝)川の花になるつもりはねえのか!