第六十六章 弘法も筆の誤り

ヘイ吉は 第二の決断をした

決断には 第一も第二も第三もない

決断は 第一だけだ

弘法も筆の誤りが多々ある

猿も猿すべりの木では転げ落ちる

油断禁物は 人様(ひとさま)の世間の話だ

水断禁物は アラーの神の世間の話だ

屁泥禁物は どぶねずみの世間の話だ

ヘイ吉は 勝って兜の緒を引き締めた