第五十章 懲りないヨシ吉

ヨシ吉は 昔のことを思い返した

姑息な手を取ったことを ヘイ吉に見破られ こっぴどい目に遭ったことがある

シオ吉に関わる事件だった

ヨシ吉は ヘイ吉に土下座してあやまった

もうしわけござんせん!

この瞬間(とき) ヨシ吉は肝に銘じた

このお方には 姑息な手段はご法度だ!

その頃 ヨシ吉には カキ吉という指南役が付いていた

カキ吉は 高齢だが知恵がある

ヨシ吉つぁん! あのお方を甘く見ては 駄目ですぜ!

ヘイ吉に土下座してあやまった後 カキ吉に忠告されていたのだ

どぶねずみって野郎は 調子に乗ると 我を忘れて すぐに忠告を忘れる

しまった!

だがもう遅い!

金太!

ヘイ吉の怒声が大きく響いた