第四十六章 天才・金太

金太は 生まれながらの天才を発揮して ヨシ吉を誘き出した

積極的な臆病者のヨシ吉は ヘイ吉の再三再四の誘き出しにも 乗らなかった

切れ味の鋭いどぶねずみ と言われた所以だ

だが ヨシ吉の鋭さは 両刃の剣の鋭さではない

所詮 片刃の剣の鋭さだ

生まれながらの天才である金太には とうてい通用しない

鋭い刃で切ったつもりが 天才アスリートの金太はいとも簡単に躱す

ヨシ吉の反撃も そこまでだ

切れ味鋭い金太の刃が ヨシ吉の喉元で笑っている

参ったか!

頑迷なヨシ吉も もうおしまいだ

参った!

では ヘイ吉さまのところへ 同道するんでい!

ひさしぶりに ヘイ吉とヨシ吉の対面が実現した