第四十五章 どぶねずみの性根

ヨシ吉は ヘイ吉から 必死で逃げてきた

盗人稼業の下端だったヨシ吉が 親分のミノ吉に毒を盛った張本人だ

挙句の果てに 親分にまで のしあがった

どれもこれもみな ヘイ吉のお陰だ

どぶねずみという奴の性根は 恩知らずにある

下端だった頃は 尻尾を振りまくっていたが 親分になると 横着になる

どぶねずみの性根だ

どぶねずみの性根を叩きなおすために 金太に白羽の矢が立ったのだ