第二十五章 曝首から髑髏

その後のセオ吉を知っているのが シオ吉だ

シオ吉の十八番(おはこ)だ

その後のどぶねずみ一家を語る上で シオ吉が欠かせない存在である所以だ

鬼のヘイ吉が シオ吉を腹立しく思う所以でもある

彼奴のあのタチは いっていなんなんだ?

“付かず離れず”ってええわけか!

“生かさず殺さず”ってええ諺が どぶねずみの社会にあると聞いたが・・・

“付かず離れず”ってええ諺など 聞いたことがねえええ!

シオ吉が どくろと云われる所以だ

ねずみの ましてや どぶねずみの しゃれこうべは 曝首だ

ひとさま(人様)の しゃれこうべが 髑髏だ

しゃれこうべ(髑髏)が どくろ(髑髏)である所以だ

彼奴は かんちげえしていやがる!

まずは 曝首から髑髏になるこってええ!