第二十四章 知性のセオ吉

シオ吉は ヨシ吉を瓦版稼業に誘ったセオ吉とも懇意にしていた

セオ吉は 知性豊かなどぶねずみだ

その知性が どぶねずみには却って不幸だった

鬼のヘイ吉は ミノ吉から頭の地位を奪ったヨシ吉の後釜としてセオ吉に期待していた

盗賊改めの長官をしていた鬼のヘイ吉にとって 盗人たちを正当な稼業に改めさせるのが その使命だと考えていた

どぶねずみから 綺麗好きなねずみに 変身させることだ

ヘイ吉は よく考えた

いってい いつごろから 綺麗好きなねずみが どぶねずみに成り下がってしまったのかい?

そこがもんでいの核心でい!

セオ吉は そのあたりをよく弁えていた

セオ吉は その後どうしていやがるんだ?

ヘイ吉は 思いだしていた