第百三十七章 差別意識の誕生

桃太がイク吉のところに身を寄せたのは 2年前のことだった

桃太が いつ どこで どのように そしてイク吉のところへ

桃太は ただ うううううう!だけだから すべてがベールに隠されていた

イク吉は そんな桃太の出自を想いやっては 涙するのだった

その桃太が 遂に 秘密のベールを開帳した

では シオ吉は どうなるんですかい?

桃太がはじめて発した言葉だ

何故 シオ吉だ!

シオ吉の風貌に郷愁を感じていたかららしい

それほどに シオ吉の風貌は 夷狄だ

そうか!

イク吉は気づいた

桃太は夷狄だったんだ!

どぶねずみとは 夷狄のルーツだったんだ!

人様(ひとさま)であって 人様(ひとさま)でないのが夷狄だ

差別意識は こうやって誕生した