第百二十三章 初心忘れない連中

桃太が 二十日ねずみになった理由があった

桃太の親父は どぶねずみ以下だった

親父の跡を継ぐつもりが 頽廃する世間の所為で 一家破産した

末子だった桃太は 一家を離れて 孤児になった

孤児を世話するイク吉に出逢ったのが 幸運のつきどころだ

根っからの どぶねずみでない桃太は 世話好きのイク吉一家に希望を見出した

イク吉親分も 桃太をかわいがった

そして イク吉一家の代貸し金太と 出逢ったのだ

初心忘るべからず 

初心忘れないのが 二十日ねずみの常だ