第百十章 桃太の出番

ヨシ吉から先に 勝負を仕掛けてきた

ヨシ吉の本性は臆病だ

そのヨシ吉が先に仕掛けてきた

ヘイ吉は 褌の紐を締めて呟いた

あの野郎! 目利きをしやがったな!

臆病者の怖さは そのおつむりの良さにある

臆病さとおつむりの良さが合俟ると 優柔不断というどぶねずみ最大の汚辱となる

ところが この度は 軽挙妄動に出た

あの野郎! また談合しやがったな!

桃太!

てめえの出番だ!