第百七章 ヘイ吉の心情‐2‐

ヘイ吉が 火付け盗賊改めの長官を辞したのは 七年前だ

修羅の世間に 辟易としたからだ

仙人のような 生活を送った七年だった

だが 人様(ひとさま)の世間は そんな彼を放ってはおかなかった

ヘイ吉は 金太と桃太との 仙人生活に満足していた

だが 金太はヨシ吉に 興味を持った

だが 桃太はシオ吉に 興味を持った

仕方なく ヘイ吉は 火付け盗賊改めの長官に復活した