はじめに

今や一番ホットな国。
それは中国でもドバイでもなくシンガポールである。
「ファイナル・クラッシュ」(石角完爾著:毎日新聞出版)という話題の経済書でもベタ褒めである。
わたしもこの書をすでに10回以上は読み、今でも毎日読み続け、毎月の定期講演会でも、よく紹介している書である。
たしかに勉強になる。
だが、どこか(?)と首をかしげたくなる面もあったのが、一回目の時から感じていた。
そして、やっとその謎が解けた。
だから、このタイトルが頭に浮かんできて、すぐに書かなければと思い立ったのである。

平成26年3月3日   木 村 順 治


1.矛盾している「ファイナル・クラッシュ」
2.自然の流れに逆流するシンガポール
3.悪の巣窟シンガポール
4.国を金で売るシンガポール
5.経済国家の運命
6.拝金主義国家シンガポール
7.金融業はしょせん虚業
8.金融天国は消滅する運命のバブル国家
9.超格差社会を目差すシンガポール
10.ソフトビジネスはハードビジネスの不在概念ビジネス
11.新しい経済システムへの予兆
12.スマート・フォーンは典型的な大衆化現象
13.眠りこけるブタ
14.「ファイナル・クラッシュ」の著者?
15.カルタゴ→宋→オランダ→日本→シンガポール
16.GDP(経済成長)は幻想
17.消費型経済から倹約型経済へ
18.ままごと遊びの経済
19.シンガポールは中国
20.借金地獄→借金天国
21.天使の銀行→悪魔の銀行
22.金融の元祖
23.高利貸し国家
24.利益社会=差別社会
25.お金持ち=貧乏の理由
26.盛者必衰の原理
27.世襲欲
28.世襲欲を踏襲したシンガポール
29.三十年戦争の傷跡
30.西洋型経済=消費型経済の終焉
31.西洋型経済=消費型経済の次にやってくる新しい経済
32.真実の国・ドイツ
33.孤高の国・ドイツ
34.欧米列強は依然健在?
35.西欧世界の終焉
36.多様性のない日本人
37.明治維新の真のシナリオ
38.シンガポールの陰にアメリカ合衆国あり
39.華僑CIAによる日本奴隷化
40.シンガポール奴隷化
41.アメリカの世界戦略
42.矛盾撞着するアメリカ
43.科学偏重型国家アメリカの正体
44.奴隷国家日本の証
45.唯一の奴隷国家
46.暴力団がなくならない理由
47.社会正義=反社会主義
48.国家の正体
49.新しい人間社会の予兆
50.シンガポール & 日本


おわりに

東西冷戦はまさに正物質国家と反物質国家の衝突劇に他ならなかった。
ところが、
1989年のベルリンの壁崩壊によって、一方の雄であるソ連が消滅したが、他方の雄であるアメリカはまだ消滅していない。
まさに、
この現象は宇宙の法則である対消滅現象が完結していない証明に他ならない。
そして、
シンガポールという金権制(Plutocracy)国家と日本という金権制(Plutocracy)国家が、ソ連とアメリカの対消滅劇の前座としてこれから起ころうとしているのである。
なぜなら、
シンガポールも、そして戦後の日本も、東西冷戦によって誕生した国だからである。

平成26年5月9日   木 村 順 治