心の旅の案内書
Part(II)


はじめに

平成12年9月20日に校了版を完成させた「心の旅の案内書」でしたが、実はその年の2月12日から配信を開始し、106日後の5月28日に原稿は書き上げていました。
あれから、10年余りが過ぎ、その間に、「神の自叙伝」、「神はすぐ傍」、「夢の中の眠り」、「静止宇宙論」、「哲学の道」、「こころの琴線」、「今朝のお話」、「新しい考え方」、「革命的発想」、「脱知的文明社会」、「超格差社会」、「同等社会」、「自殺のすすめ」、「貧乏のすすめ」、「病気のすすめ」、「不幸のすすめ」、「女のすすめ」、「悪のすすめ」、「愚のすすめ」、「弱のすすめ」、「地獄のすすめ」、「奴隷のすすめ」、「悪魔のすすめ」といった「すすめシリーズ」、そして、「ゼロの世界」、「死の理解」と寸断なく書き続けてきました。
そして、「超対性理論」から、再び、「神はすぐ傍」、「神の自叙伝(鬼神・鬼神冬子)」と戻ってきたわけです。
そうしますと、締め括りは、やはり、「心の旅の案内書」ということになります。
当時のことを思い出しながら、10年過ぎたいまの考え方をまとめる上でも、「心の旅の案内書(Part(II))」を書くことは必然的なことだと思います。
そして、「心の旅」の目的地は言うまでもなく、「本当の自分」に辿り着くことです。
私たち人間は、文明社会の黎明期に「本当の自分」を忘却してしまい、その代わりに、「ニセモノの自分」を発見し、以来、「ニセモノの自分」を自分だと思い込んで生きてきました。
自然社会には一切ないのに、人間社会だけにある差別・不条理・戦争は、「ニセモノの自分」がつくりだしたものです。
自然社会には一切ないのに、人間社会だけにある支配する者と支配される者の二層構造社会、そして、世襲・相続の差別制度は、「ニセモノの自分」がつくりだしたものです。
その結果、自然社会には一切ないのに、人間社会だけにある悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖に苛まれる一生は、「ニセモノの自分」がつくりだしたものです。
「心の旅の案内書(Part(II))」が、みなさんの心の旅のゴールである「本当の自分」に辿り着けることの一助になれば、これほどの喜びはありません。

平成23年5月23日   新 田  論


第一部 生命=息 第九部 「本当の自分」への回帰 第十七部 自由への飛翔
第一章 息のメカニズム 第五十一章 退化から進化へ 第八十二章 自由とは何からの自由?
第二章 息=両刃の剣 第五十二章 すべては自分次第 第八十三章 宇宙言語=沈黙の言葉
第三章 ダブルクラッチ 第五十三章 死の一瞥 第八十四章 いや!”これではない!これではない!
第四章 息つぎ(Pause) 第五十四章 すべてが不確定な混沌世界 第八十五章 “自分は・・・”から“自分は実在する”へ
第五章 夢と現実   第八十六章 死は未来の出来事ではない
第六章 夢と現実のギャップ 第十部 映画の鑑賞者 第八十七章 広大な世界観
第七章 夢の監督者(マスター) 第五十五章 鑑賞者=超えた者 第八十八章 自由への飛翔(1)
第八章 善も悪もない 第五十六章 鑑賞者=五感を遮断できた者 第八十九章 自由への飛翔(2)
第九章 悩みは動く 第五十七章 痛み(不幸)と快感(幸福)の狭間  
  第五十八章 自我エゴ & 他我エゴ 第十八部 安全な生き方などない
第二部 気楽な人生   第九十章 外国語のない人間社会
第十章 四苦八苦の正体 第十一部 形あるものから形ないものへ 第九十一章 宗教は間もなく消える
第十一章 苦痛を滅する 第五十九章 海(「本当の自分」)と波(「ニセモノの自分」) 第九十二章 勇気を持って危険に立ち向かう
第十二章 神(悟り)はすぐ傍 第六十章 既に『今、ここ』に在る幸福 第九十三章 死=円回帰運動の一環
第十三章 一点集中 第六十一章 形のない者が感じている  
第十四章 連想が元凶 第六十二章 覚醒とは 第十九部 何も知らない自分
第十五章 「滅私」=真の愛 第六十三章 二元要因を超える生き方 第九十四章 独りで生まれ、生き、死んでゆく
第十六章 理性 & 情緒   第九十五章 沈黙=至福の境地
第十七章 愛 & 慈悲 第十二部 変化するものから変化しないものへ 第九十六章 人生もまた夢
  第六十四章 変わるもの & 変わらないもの 第九十七章 人生の終着駅は自殺(自死)
第三部 客観者への道 第六十五章 「本当の主観」 & 「ニセモノの主観」  
第十八章 モノ志向 & ヒト志向 第六十六章 現実と夢 第二十部 自己変革
第十九章 愛と愛欲 第六十七章 好きと嫌い 第九十八章 もういい加減自己変革を!
第二十章 「ニセモノの自分」と「本当の自分」のギャップ 第六十八章 光の欺瞞性 第九十九章 自己変革が生きている証
第二十一章 痛みを感じない方法 第六十九章 男性型 & 女性型 第百章 形のないものへの自己変革
第二十二章 自己証明( Identification) 第七十章 目覚めよ日本人! 第百一章 『今、ここ』=一心不乱
第二十三章 ダイアネティックス(Dianetics)   第百二章 差別・不条理・戦争の原因
第二十四章 空の舟 第十四部 空(Sky)=空(Empty) 第百三章 幻想と現実
  第七十一章 実在するものに焦点を置く生き方  
第四部 運動(生)と静止(死) 第七十二章 臆病人間(知性型) & 勇気人間(実行型) 第二十一部 自分より他者を大事に
第二十五章 停止 & 静止 第七十三章 自分の人生を取り返す 第百四章 逆転の発想
第二十六章 ありのままを観る   第百五章 “自分さえ好かったらいい”=“他者が先ず好ければいい”
第二十七章 必死の意味 第十五部 暗闇がホンモノ 第百六章 “心の旅”の案内人
  第七十四章 「本当の自分」は暗闇の世界にいる 第百七章 戦士 & 兵士
第五部 知性と感性 第七十五章 充満した暗闇  
第二十八章 脱知的文明社会 第七十六章 一点集中が鍵 第二十二部 ゼロの哲学
第二十九章 知性 & 感性   第百八章 空と雲
  第十六部 「ニセモノの自分」を捨てろ! 第百九章 遊び心で生きる
第六部 見ると観る 第七十七章 「ニセモノの自分」の正体 第百十章 「本当の二元論」 & 「ニセモノの二元論」
第三十章 “心眼”で観る 第七十八章 エゴ、お金は使うもの 第百十一章 学問(科学)は死んだ!
第三十一章 全体を観る 第七十九章 “自分は・・・”は誰? 第百十二章 ゼロの哲学
第三十二章 はじめて観る 第八十章 『今、ここ』を生きる=感じて生きる
第三十三章 空(そら=くう)を見る 第八十一章 英語をペラペラ喋れる方法
第三十四章 生きる意味  
第三十五章 相対世界 & 絶対世界  
第三十六章 空っぽの自分  
   
第七部 音(感性)から思想(知性)へ  
第三十八章 「沈黙の音(Sound of Silence)」  
第三十九章 見えるものは観えない  
第四十章 継続が鍵  
第四十一章 2種類の寿命を持つ人類  
第四十二章 母国語 & 外国語  
第四十三章 暗闇と沈黙の世界  
第四十四章 気づき生きもの=人間  
第四十五章 「名前」という音  
   
第八部 部分観から全体感へ  
第四十六章 全体感の一瞥  
第四十七章 セックスの革命が起こる  
第四十八章 セックスは女のためにある  
第四十九章 明日は明日の風が吹く  
第五十章 三昧の境地  



おわりに(そしてまたはじめに)

第二回目の心の旅が終わりました。
まさしく中学生の修学旅行のようなものだったと思います。
依然個人行動が出来ない旅だからほとんど記憶には残らないでしょう。
次の心の旅は高校性の修学旅行程度にはなるでしょう。
すこしは遠くへの旅で個人行動も許されるから記憶に残るでしょう。
高校生の修学旅行になると旅先を自分で選択できるようになります。
それだけ自主的な旅だけに記憶もそれまでよりも強く残ります。
大学生になると修学旅行ではなくなり、個人の思い出のための旅になります。
それだけ自由だと、自己責任のともなう旅になるでしょう。しかしまだ楽しい記憶が多い旅です。
社会に出るといよいよ実戦の旅に入ります。楽しさもありますが、緊張の方が強くなってきます。記憶・思い出という過去の世界から実戦方法を学ぶという未来に焦点が移っていきます。
この辺りが一番苦しい山の旅です。
しかしこの山を乗り越えるとまた楽しい旅に変わっていきます。
そこへ行き着くには、少なくとも七回以上の心の旅を続けなければなりません。
長い旅です。
だからあまり急がずにゆったりとした旅にすることです。
112種類の心の案内版を息切れしないために一日ひとつのペースで参考にしてください。
いつか必ず心の旅を終えるときがやってきます。
そのときまで心の案内書を失わないように気をつけてください。

2011年9月12日 新田 論