一月の夜

あれは 一月の寒い夜だった

刺すように冷たい 都会の夜

女の悲鳴が 壁を打つ

雌ネコのような 怪しい声

招くように 近づいてきて

稲妻が走る 想いの糸に

あとに続く 怒涛の叫び

静謐の沈黙が まもなくして

都会の静寂を覆う

そして

朧の陰が 壁を打つ

あれは 一月の冷たい夜だった