暗い舗道

女がひとり泣く

捨てた男を恨みつつ

いずこに帰るあてもなく

暗い舗道をさまよいながら

いつか必ず仕返しを

ふと気がつけば

憎き男の家の前

懐かしい部屋の窓

ふと見上げれば

重なる影が灯りを揺らす

昔の情にほだされて

仕返す恨みを封印して

暗い舗道に逆の影