(その十三) 死を嫌がる原因(3)

死に切れないから、生き切れない。
死を嫌がって生きている原因です。
生き切るということは、過ぎ去ったどうすることもできない過去や、未だ来ぬどうすることもできない未来に思いを馳せるのを止めて、『今、ここ』を生きることに外なりません。
『今、ここ』があって、過去も未来もあるのです。
それでは『今、ここ』とは何処でしょうか。
『今、ここ』と『今ここ』と『今』と『ここ』は、みんな違うのです。
「現在」を『今、ここ』と思い込んでいる、わかったような人間を最近多く見かけます。
「この瞬間」を『今、ここ』と思い込んでいる、わかったような人間を最近多く見かけます。
精神世界を追求する人間に多く見かけます。
精神世界と物質世界は表裏一体であることを理解していないからです。
物質世界を理解しようとすると物理学や数学といった科学の知識が要るのに、頭の悪さと、努力の至らなさを棚に上げて、精神世界だけを語ろうとする阿呆が、精神世界だけを追いかけているのです。
真理を追い求めるなら、コインの両面を見なければ不可能です。
精神論だけの御託を並べるのは、もう宗教だけで充分です。
精神論だけの御託を並べるのは、わかった振りをした精神世界を追いかける輩だけで充分です。
精神論だけの御託を並べるのは、おろかな(頑迷な)老人だけで充分です。
いい加減に・・・してもらいたいものです。