(その十二) 死を嫌がる原因(2)

自己を否定する生き方が、死を嫌がる原因の一つです。
自己を否定する人は、自分にも他人にも嘘をつく性癖を持っているようです。
否定された自己は本当の自己ではなくて、他人と同じ立場に居る自己ですから、必然他人にも嘘をつく。
嘘をつく性癖は人間だけが持っているものです。
他の生き物は持っていないのに、人間だけが持っているものは、すべて嘘です。
妬み・嫉み・やっかみなどがその典型でしょう。
他人に嘘をつく動機は、この妬み・嫉み・やっかみが殆どです。
詰まる処、他人を気にしているのです。
“他人を気にする”
これこそが死を嫌がる第二の原因です。
自分を嫌がり、他人を気にする。
結局の処、こんな状況では死に切れない。
“死に切れない”のでは、死を嫌がるのは当然です。
“何時でも死ねる”にしておけば、死を嫌がることはない。
過去や未来に思いを馳せず、『今、ここ』を生き切ることこそ、“死に切れる”のです。
『今、ここ』を生き切れず、過去の栄光にしがみつき、未来の死に怯え、せっせと病院通いし、挙げ句の果てに介護ビジネスの餌食になるような、おろかな(頑迷な)老人なら、いい加減に・・・してもらいたいものです。