いい加減にしろ!おろかな(頑迷な)老人

まえがき

作曲家の中村泰士さんから四年ほど前に、「お年寄りが元気を出せるような本を一冊書いて欲しい・・・」と言われて書いたのが、『気前よくなれ!粋な老人』でした。
何を支えにして生きていったらいいのかわかからずに、彷徨っている多くのお年寄りを励ますつもりで書いたのです。
団塊の世代が還暦を迎える時が、もう目の前にやってきていますが、あの時の願いも空しく、お年寄りたちは過去の栄光にしがみつきながらも、ますます自信を喪失し、挙句の果てに、1400兆円あると言われているわが国の総金融資産の大半を持つ彼らの蓄えを、傷ついたハイエナの如き姑息さと獰猛さを兼ね具えた銀行と、裏で彼らを操る財務省役人どもが仕組んだ超低金利と不当な手数料で生じたゼロ金利どころか逆金利によって吸い上げられても、『ボー?!』としている始末です。 
銀行というハイエナどもと、彼らの黒幕である財務省のOBから現役に至るまでの藤原一族の亡霊たちは、『しめ!しめ!』とほくそ笑みながら、おのれどもが積み上げた不良債権をまんまと帳消しにしようとしているのです。
高齢化社会という重度の糞詰まりの便秘症に陥っている日本。
出るべき古い食べ物がうじうじと肛門から出ないのですから、口腔から入っていく新しい食べ物を止むを得ず制限しなければならないのは当たり前です。
少子化社会という重度の反吐詰まりの拒食症に陥っている日本。
少子化社会という反吐詰まりの拒食症に陥っているのは、詰まるところ、高齢化社会という糞詰まりの便秘症が原因なのです。
「気前よくなれ!粋な老人」で以って、お年寄りたちの自主的な便秘解消法に役立てればと思ったのですが、彼らの糞詰まりはそんなに甘っちょろくはなかった。
然すれば、強力な浣腸も辞さぬ覚悟で、彼らの糞詰まりを強制的にでも解消しなければならない。
さては、強力な浣腸とは如何なるものかと考え抜いていると、新田製薬から新薬が発売されると巷間で聞き及んだのです。
新薬は、「いい加減にしろ!おろかな(頑迷な)老人」という長ったらしい名前のようです。
新薬の効能書きをしばらく読んで、じっくり検討してみたいと思います。

平成17年12月5日    新 田  論



(その一) もはや人生はない! (その十四) 悩みの原因
(その二) 介護される人生! (その十五) 人類の歴史
(その三) 闇の勢力・大蔵省 (その十六) 日本の男と女
(その四) 気の病 (その十七) シルバーの美と醜
(その五) 安らかな死 (その十八) 団塊の世代
(その六) 死への病 (その十九) 濡れ落ち葉になる理由
(その七) 恐ろしい死 (特別版) 芸道と外道
(その八) 重力と死 (その二十) 好きと嫌い
(その九) 絶滅の危機 (その二十一) 現代の悪の巣窟
(その十) 阿呆な老人ほど賢い (その二十二) 二進も三進も逝かない人生
(その十一) 死を嫌がる原因(1) (その二十三) 感無量から感動へ
(その十二) 死を嫌がる原因(2) (その二十四) 駑馬にも劣る年寄り
(その十三) 死を嫌がる原因(3) (その二十五) 下品な輩
  (その二十六) 大晦日