ヤマタのオロチ

第一章 フツとフツシ親子の渡来 第二十一章 貴巫女の秘密 第四十一章 高句麗事変
第二章 一度目の対決 第二十二章 牛王・須佐之男 第四十二章 磐余彦(イワレヒコ)
第三章 オロチの切り札 第二十三章 三角関係 第四十三章 天照大神
第四章 ズガとスサ 第二十四章 出雲急変 第四十四章 伊勢神宮
第五章 イナダ姫の復讐 第二十五章 須佐之男号泣
第六章 足名槌と手名槌 第二十六章 ズガ殺しの本星 −「ヤマタのオロチ」終わり−
第七章 オロチの内紛 第二十七章 御室山の葬儀
第八章 ズガの帰郷 第二十八章 血の濃さ
第九章 二度目の対決 第二十九章 復讐決行
第十章 決闘 第三十章 古都ピョンヤン(平壌)
第十一章 フツの死 第三十一章 親子対面
第十二章 須佐之男 第三十二章 島の国
第十三章 死国 第三十三章 ナムチの忠誠
第十四章 四国の大王・稲飯(いなひ) 第三十四章 島国の統一
第十五章 聖地・石立山 第三十五章 西と東へ
第十六章 淡・赤穂・丹後 第三十六章 オロチの衣更
第十七章 ズガとの再会 第三十七章 大和の大王・大物主
第十八章 西都原の女王貴巫女 第三十八章 新しいヤマタのオロチ
第十九章 築の国 第三十九章 日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
第二十章 女性の美しさ 第四十章 西都原へ



執筆にあたって

イラク戦争がほぼ終結した今、世界で一番注目を浴びているのが北朝鮮ではないでしょうか。
単なる極東という僻地の一問題が、ひょっとしたら第三次世界大戦つまり核戦争がいよいよ現実味を帯びてくるきっかけになるかも知れないのです。
世界の警察国家を自認しているアメリカはいよいよ核戦争を世界に仕掛けるつもりなのかも知れません。
その背景には、眠れる獅子・中国が遂に目を醒ましてきたことにあることは想像に難くないでしょう。
高度情報化社会を目指す二十一世紀ですが、その主役であるコンピュータ市場の構図が中国によって大きく変えられようとしているのです。
パソコンの出荷台数で中国が遂に世界第2位の日本の570万台を抜いてアメリカに次ぐ630万台で世界第2位に踊り出たのです。
パソコンの中国市場の90%以上が国産品であり、普及率12%弱で630万台の出荷に達しているのは、如何に中国市場が巨大化して来ているかを物語っています。
570万台の日本で、普及率がアメリカ並の70%以上になっていることを考えれば、中国市場は少なくともここ数年で4000万台に到達する可能性を秘めているわけです。
また携帯電話のユーザーは1億人に達する勢いで伸びています。
「富裕論」で、中国・アメリカ・日本の二十一世紀展望を披瀝致しましたが、その中で中国がアメリカに追いつくのは100%間違いないと申しました。
一方、日本がアメリカに追いつく確率は130分の1だと申しました。
アメリカはその予測をきっちり受け留めているのです。
嘗て、英国が眠れる獅子・中国をアヘン戦争に引きずり込み殖民地化した。
それと同じことをアメリカが繰り返そうとしているように思えてなりません。
その戦略が、北朝鮮問題だと著者は考えています。
「突出してきた頭は叩け!」
嘗ての日本がそうでした。
今中国がその標的になっているのです。
高句麗、高麗であった今の北朝鮮。
日本で拉致問題が何故起きるのか。
それは高句麗、高麗の時代からの日本との深い関係に原因があると著者は思うのであります。
わたしたち日本人は、今こそ過去の歴史を遡ってみて、北朝鮮とのしがらみを考察してみる必要があると考え、神代の時代からの高句麗と出雲の繋がりを面白おかしく語ってみたいと、この「ヤマタのオロチ」を書いてみました。
執筆は既に2001年に完了しておりましたが、北朝鮮問題で世界が騒がしくなってきたタイミングを見て再校正して配信してみようと思った次第であります。

平成十五年八月一日   新 田  論