女のすすめ
はじめに

「・・・すすめ」シリーズの要諦は、わたしたち人間が忌み嫌い、避けてきたものに実は本来の姿があり、恋い憧れ、追い求めてきたものが実は幻想であったことに気づいていただくためでした。
二十世紀の後半から、世界、すなわち、人間社会は明らかに拝金主義に陥ってしまい、それが高じて、二十一世紀に入ると、みんなが金持ちに憧れる、まさに、超拝金主義の様相を呈しています。
みんなが、お金持ちに恋憧れ、追い求める。
一方、
みんなが、貧乏になることを忌み嫌い、避ける。
だから、
「貧乏のすすめ」を書いたわけです。
なぜならば、
わたしたち人間が忌み嫌い、避けてきた「貧乏」に実は本来の姿があるからです。
一方、
わたしたち人間が恋憧れ、追い求めてきた「お金持ち」が実は幻想であるからです。
健康と病気の問題も同じです。
だから、
「病気のすすめ」を書いたわけです。
生と死の問題も同じです。
だから、
「自殺のすすめ」を書いたわけです。
そして、
わたしたち人間が、忌み嫌い、避けてきた「貧乏」、「病気」、「死」が自分の身に降りかかると、「不幸」だと思う。
一方、
わたしたち人間が、恋憧れ、追い求めてきた「お金持ち」、「健康」、「生」に恵まれると、「幸福」だと思う。
ところが、
やはり、「不幸」に実は本来の姿があり、「幸福」は実体のない幻想に過ぎなかった。
だから、
「不幸のすすめ」を書いたわけです。
そうしますと、
オス(男性)とメス(女性)では、どちらに本来の姿があるでしょうか?
恋憧れ、追い求めてきた幻想は、
オス(男性)でしょうか?
メス(女性)でしょうか?
一方、
忌み嫌い、避けてきた本来の姿は、
オス(男性)でしょうか?
メス(女性)でしょうか?
ところが、
人間社会は、文明社会の黎明期よりずっと「男性(オス)社会」でした。
ここに、人間社会の根本的な問題が潜んでいるようです。
従って、
「女のすすめ」を書くのは当然の帰結なのです。

平成22年3月26日   新 田  論


第一章 「女のすすめ」は二十一世紀最大のテーマ
第二章 女と男
第三章 女が男に変わった
第四章 『今、ここ』が自然
第五章 リラックスして生きる女
第六章 宗教は女らしさから生まれる
第七章 実在こそ帰るべき家
第八章 組織=男による暴力
第九章 女=全体感 & 男=部分観
第十章 無限こそ祝福
第十一章 決定的な違い
第十二章 人間の存在理由
第十三章 人間の不在理由
第十四章 問題解決のキーワード
第十五章 嘘をつかない女の生き方
第十六章 『女』が答え


おわりに

オス(男性)とメス(女性)では、どちらに本来の姿があるでしょうか?
恋憧れ、追い求めてきた幻想は、
オス(男性)だった。
一方、
忌み嫌い、避けてきた本来の姿は、
メス(女性)だった。
ところが、
人間社会は、文明社会の黎明期よりずっと「男性(オス)社会」だった。
これでは、人間は万物の霊長どころか、人間が畜生と蔑む自然社会の生きものよりも劣っていることになる。
まさに、
「女のすすめ」が待ったなしの人間社会と言えるでしょう。

平成22年4月10日   新 田  論