第一章 奇跡の星・地球

新しい歴史観
従来の歴史観は、世界史、日本史ともに、古代、中世、近代、そして現代と引き継がれてきたものです。
二十一世紀は従来の歴史がまったく当て嵌らない世紀です。
そういう意味で、二十一世紀は「新しい時代」、つまり、「新代」と呼んで、古代、中世、近代、現代と一線を画したのです。
従来の歴史観とは、「オス社会」を頂点にして、「宗教と科学」と「支配・被支配二層構造と世襲・相続の差別制度」を底辺にしたトライアングル(三角形)構造の人間社会をベースにした考え方でした。
新しい歴史観とは、「メス社会」を中心にして、「宗教と科学を超えた価値観」と「支配・被支配二層構造と世襲・相続の差別制度を超えた価値観」と「悩みや四苦八苦、挙げ句の果ての、死の恐怖を超えた価値観」と「差別・不条理・戦争のない社会」を四辺にしたスクエアー(正方形)構造の人間社会をベースにした考え方です。
従来の歴史観は、自然社会、つまり、地球から逸脱した考え方でした。
新しい歴史観は、自然社会、つまり、地球と一体になった考え方です。
無数の星がある広大な宇宙の中で、地球だけに生命体が存在しているのは、奇跡に近い偶然性に因るのです。
無数の星がある広大な宇宙だから、地球と同じような生命体が存在する星があるはずだという考え方こそ、従来の歴史観です。
地球の大きさ、その質量、その密度の微妙な関係があってこそ、生命体が存在できる海ができたのです。
ほんの少しでも、大きさ、その質量、その密度の微妙な関係が崩れたら、生命体が存在できる海は消滅してしまうのです。
その確率は、無数の星がある広大な宇宙の一つの星の確率より低いかも知れません。
何れにしても、奇跡に近い確率で、地球上に生命体が存在し得ていることは確かでしょう。
ほんの微妙なズレが生じても、地球上から生命体は消滅するのです。
地球温暖化問題は、まさに、地球の大きさ、その質量、その密度の微妙な関係にヒビが入ったことを示唆しているのです。
この微妙な関係は、人間が修復できるような問題ではありません。
人間が修復できるような問題であれば、地震や台風といった、いわゆる、自然災害も、人間の手で修復できるはずですが、残念ながら、未だに、人間は無力です。
対症療法をする限り、地球上の全生命体の絶滅は避けられないでしょう。
そういう意味でも、新しい歴史観が今こそ必要なのです。

奇跡の星・地球
地球という星に生命体が誕生したのは、まさに奇跡です。
地球の大きさ、その質量、その密度の微妙な関係こそが、生命体を誕生させるという奇跡を生んだのです。
地球という星の大きさは、赤道半径が6378KM、極半径が6357Kmの極めて円に近い楕円球体です。
地球という星の質量は、5.972×1024Kgです。
地球という星の密度は、5.52g/cm3、つまり、 g=9.8ダインという重力加速度の原点になるもので、毎秒9.8メートル加速される重力を有している星であるわけです。
大きさ、質量、密度の微妙な関係が維持されてはじめて、 g=9.8ダインという重力加速度(一般には重力と呼ばれている)が実現し、この g=9.8ダインという重力が、地球に海を誕生させたのです。
この微妙な関係が少しでも崩れれば、忽ちのうちに、わたしたちの海は、地球に吸い込まれるか、宇宙に吸い上げられてしまい、地球上の全生命体は絶滅します。
地球温暖化とは、温室効果ガスが増え過ぎて、大気の温度を上げているだけではないのです。
人類という地球から逸脱した生き物が異常発生した結果、地球という星の大きさ、質量、密度の微妙な関係が崩れ、g=9.8ダインという重力に微妙な変化をもたらしているのです。
奇跡の星・地球が、他の星と同じ普通の星に成り下がろうとしているのです。

肥満症になった地球
地球という星に、わたしたち人間のような知的生命体が生きることが可能な理由は、一重に、g=9.8ダインという微妙な重力に掛かっているのです。
この微妙な重力がほんの少しでも変化したら、地球上の全生命体は消滅してしまいます。
ではこの重力というのは、どうして生じたのでしょうか。
重力は、回転運動すると生じる遠心力・求心力に他なりません。
地球が回転運動する結果生じたのが重力なのです。
地球の自転運動のことです。
一日=24時間という地球の自転運動が、g=9.8ダインという微妙な重力を生んでいるのです。
星の自転運動の速度は、その星の質量に比例します。
重い星ほど自転速度が速くて重力が大きい。
地球の自転速度は一日=24時間ですが、地球の11.2倍の大きさで、317.83倍の質量を持つ木星の自転速度は一日=9.9時間です。
質量の大きい星ほど重力が大きい。
人間でも、太り過ぎると病気になります。
地球でも、太り過ぎると病気になります。
地球温暖化問題は、地球の肥満症状に他ならないのです。
地球の肥満症状の原因が、66億という異常な数の人類にあることを、忘れてはなりません。