第五十章 忘却の真の意味

映像は実在の陰に他ならない。
ところが、
「ニセモノの自分」は、映像を実在と錯覚し、実在を陰と誤解している。
言い換えれば、
「ニセモノの自分」は、白いスクリーンに映っている映画を現実と錯覚し、映写フィルムを忘却している。
従って、
忘却していることに気づくことである。