第三十四章 “自分”の正体は蓄積された記憶

自我意識の正体が記憶である。
まさに、
“自分”という意識の正体は記憶だったのである。
しかも、
記憶は単一の記憶ではなく、蓄積された記憶である。
逆に言えば、
単一の記憶などなく、記憶とは蓄積されたものである。
そして、
蓄積された記憶とは、映画館の白いスクリーンに映っている映画(動画映像)であるのに対して、単一の記憶とは、映画館の映写室に実在する一枚一枚の静止画フィルムなのである。
まさに、
記憶は映像である証明だ。
まさに、
自我意識の正体は実在しないただの映像であり、従来の人間は“自分”だと信じているのである。