第二十三章 夢観る者 & 夢

夢の鑑賞者と夢の被鑑賞者。
夢観る者と夢観られる者。
言うまでもなく、
眠っている間に意識の中で映っている夢を鑑賞している“自分は・・・”が、夢の鑑賞者であり、
眠っている間に意識の中で映っている夢が、夢の被鑑賞者に他ならない。
同じように、
プラネタリウムという映画館の鑑賞席に座って、天井のドームに映っている宇宙を鑑賞している“自分は・・・”が鑑賞者であり、
天井のドームに映っている宇宙が被鑑賞者に他ならない。
いずれにしろ、
鑑賞者だけが実在し、被鑑賞者は鑑賞者の想いが映った映像に過ぎない。
まさに、
熟睡という仮死状態から、眠りこけた状態に入ったのが夢であり、眠りこけた状態の夢から少しだけ目が覚めた状態が生状態であり、少しだけ目が覚めた生状態から、完全に目が覚めた熟睡という仮死状態に戻るのである。
従って、
熟睡という仮死状態が、完全に眠りから覚めた状態なのである。