第二十章 『今、ここ』には時間が存在しない

死が唯一実在するものである。
生は無数に映る映像に過ぎない。
つまり、
生には、
時間の概念が介入している。
一方、
死には、
時間の概念が一切ない。
言い換えれば、
生には、
過去と現在と未来がある。
一方、
死には、
過去も現在も未来もない。
死には、
『今、ここ』しかない。
まさに、
生の世界は時空世界だ。
まさに、
生の宇宙は時空宇宙だ。
一方、
死の世界は『今、ここ』世界だ。
まさに、
死の宇宙は『今、ここ』宇宙だ。
まさに、
現在は時間だが、『今、ここ』は時間でない。