第十四章 背中合わせの生と死

五感が知覚できない本質は唯一実在性だ。
一方、
五感が知覚できる本質は複数映像性だ。
この事実は本質を見事に言い当てている。
まさに、
実在するものは唯一つしかない。
そして、
唯一つしかないものは、五感では感知できない。
言い換えれば、
五感では感知できないものは死だけである。
一方、
まさに、
映像(現象)は無数にある。
そして、
無数にあるものは、五感で感知できる。
言い換えれば、
五感で感知できるものが生である。
そうすると、
人間の本質とは、
現代科学(医学)が主張するような、生と死は時系列的直列線上にあるものではなく、一枚のコインの表裏一体の関係であることがわかるはずだ。
すなわち、
時間と空間、すなわち、時空間宇宙などそもそも存在しないことがわかるはずだ。