第八章 正しい社会→間違った社会→正しい社会

原始共産制→古代奴隷制→中世封建制→近代資本主義制→近代共産主義制という、経済に重点を置くマルクス主義歴史学における「唯物史観」の五時代区分論では、古代から近代へ進化する視点がとられている。
言い換えれば、
(原始)共産制で始まり、(近代)共産制で終わるという円回帰運動をすることを示唆しているのである。
まさに、
始点で始まり、途中、円周を経て、終点で終わる円回帰運動こそが進化の証明に他ならないのである。
従って、
狩猟型生活から農耕型生活に移行した12000年前以来続いてきた人類の文明社会は、原始共産制という始点(正しい社会)で始まり、途中古代奴隷制→中世封建制→近代資本主義制という円周(間違った社会)を経て、近代共産主義制という終点(正しい社会)で終わるのである。
そして、
進化論的視点とは、正しい社会(始点)→間違った社会(円周)→正しい社会(終点)と円回帰することに他ならない。