第七章 共同体社会=共産制社会

狩猟型生活から農耕型生活に移行した12000年前以来続いてきた人類の文明社会=間違った社会とは、利益社会(ゲゼルシャフト)に他ならない。
一方、
21世紀に生きる我々人類が新たに構築してゆかなければならない新しい社会=正しい社会とは、共同体社会(ゲマインシャフト)に他ならない。
そこで、
12000年前に誕生した文明社会の歴史の一般的時代区分では、古代奴隷社会→中世封建社会→近世絶対王政社会→近代民主主義社会が現代へと連なっている。
他方、
経済に重点を置くマルクス主義歴史学における「唯物史観」の五時代区分論では、原始共産制→古代奴隷制→封建制→資本主義制→共産主義制と、基本的には同様で、中世は封建制、農奴制社会とされる。
ただし唯物史観においては、古代から退化して現代にいたるのではなく、経済の継続的な進歩という進化論的視点がとられている。
まさに、
マルクスの主張する「共産制社会」こそ「共同体社会」に他ならない。