第七章 貧乏のための経済学=幸福論の実践学

幸福感の真髄とは、利自心にあるのではなく、利他心にあった。
まさに、
経済学=経済哲学とは幸福論の実践学に他ならない。
つまり、
世を治め、民を救うための生きる知恵こそ、幸福論の実践学に他ならないのである。
逆説的に言えば、
世を荊に(いばらに)して、民を災なう(そこなう)ための生きる知恵は、不幸論の実践に他ならないのである。
そして、
世を治め、民を救う経世済民の正さま経済は、貧乏人のための経済に他ならないのである。
一方、
世を荊に(いばらに)して、民を災なう(そこなう)荊世災民の逆さま経済(荊災)は、金持ちのための経済に他ならないのである。
畢竟(詰まる処)、
貧乏人のための経済学(経世済民学)こそ、幸福論の実践学に他ならない。
一方、
金持ちのための経済学(荊世災民学)こそ、不幸論の実践学に他ならない。