第一章 文明社会=逆さま社会

12000年前に誕生した文明社会は、その黎明期から現在に至るまで一貫して、自然社会、延いては、全宇宙とは逆さまの社会であり続けた。
そこで、
自然社会、延いては、全宇宙とは一体どんな世界なのか、再確認しておこう。
まさに、
森羅万象、自ら回転(自転)し、且つ、自分を生んだ親宇宙の周りを回転(公転)するという、全体(親宇宙)と部分(自己)の相対関係を維持しながら円回帰運動している世界なのである。
まさに、
太陽系惑星群の一つである我々の地球は自ら回転(自転)し、太陽(親宇宙)の周りを回転(公転)するという、全体(太陽)と部分(地球)の相対関係を維持しながら円回帰運動している世界(宇宙)なのである。
そして、
地球の一つである我々人間社会は自ら回転(自転)し、地球(親宇宙)の周りを回転(公転)するという、全体(地球)と部分(人間社会)の相対関係を維持しながら円回帰運動している世界(宇宙)なのである。
そして、
我々人間社会の一つである我々ひとり一人の人間は自ら回転(自転)し、我々人間社会(親宇宙)の周りを回転(公転)するという、全体(我々人間社会)と部分(我々ひとり一人の人間)の相対関係を維持しながら円回帰運動している世界(宇宙)なのである。
まさに、
仏教の開祖である釈迦の教えの核と言われている「般若心経」の、「是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減」の世界なのである。
ところが、
文明社会の根幹である経済は一次曲線(直線)的な右肩上がりの考え方であって、決して二次曲線(平面)的な循環(円回帰)の考え方になっていないのである。
まさに、
12000年前に誕生した文明社会は、その黎明期から現在に至るまで一貫して、自然社会、延いては、全宇宙とは逆さまの社会であり続けた所以に他ならない。