第二章 反文明社会

進化と退化は二律背反するのではなく、補完し合っている。
言い換えれば、
進化=退化である。
二元論の本質がここにある。
そして、
文明社会とは二元論世界のことに他ならない。
逆に言えば、
一元論世界である自然社会は文明社会ではない所以である。
言い換えれば、
一元論世界である自然社会は不文明社会である所以である。
従って、
文明社会は自然社会よりも進化した社会であることは確かである。
但し、
正しい文明社会であることが条件である。
なぜなら、
二元論世界である文明社会は、まさに文字通り、二元要素に区分けすることが特徴だからだ。
まさに、
善悪二元に区分けするのが、二元論世界である文明社会の特徴に他ならない。
但し、
二元要素が補完関係であることが条件である。
従って、
善=悪であることが条件である。
ところが、
我々人間社会の常識では、善が好くて悪は好くない、となっている。
言い換えれば、
我々人間社会の常識では、善と悪は補完関係ではなく、二律背反(対立)関係になっている。
まさに、
我々人間社会の文明とは、間違った二元論世界なのである。
言い換えれば、
善が好くて、悪は好くないとする、いわゆる好いとこ取りの二元論世界なのである。
まさに、
好いとこ取りの二元論世界とは、間違った二元論世界に他ならない証である。
まさに、
好いとこ取りの二元論世界とは、文明の罪的側面である退化社会に他ならない。
言い換えれば、
好いとこ取りの二元論世界の我々文明社会とは、反文明社会に他ならない。